デジタル大辞泉 「持出す」の意味・読み・例文・類語 もち‐だ・す【持(ち)出す】 [動サ五(四)]1 持って外へ出す。中にある物を外へ出す。「ベランダにいすを―・す」「家の金を―・す」2 ある事柄を言い出す。話題として出す。「結婚話を―・す」3 訴えて出る。「法廷に―・す」4 余分にかかった費用などを自分の負担でまかなう。「会費で足りない分を―・す」5 持ちはじめる。「自信を―・す」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「持出す」の意味・読み・例文・類語 もち‐だ・す【持出】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① 手に持って外へ出す。内にあった物を外へ出す。かくれていた物を人目につく所へ出す。もちいず。もちいだす。〔文明本節用集(室町中)〕② 持ち始める。③ 言い出す。話題にする。問題を人前に出す。提案する。[初出の実例]「『此又面で、なり計りりっぱではうつらねへはサ』『チョッ又つらを持出(モチダ)しゃアがる』」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)二)④ 訴えて出る。⑤ 費用などを自分が負担する。費消する。また、予算以上になった費用を自分が負担する。[初出の実例]「成程左様(そう)無くては一代に千万近くの身代は持ち出されぬと」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例