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指定カースト していカースト

百科事典マイペディアの解説

指定カースト【していカースト】

英語でScheduled Castes。インド憲法第341条に基づき,大統領令で州もしくはその一部ごとに指定された諸カーストの総称。一般には被不可触差別が指定の基準となるため,カースト制での不可触の諸カースト(不可触民)をさすことになる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内の指定カーストの言及

【インド[国]】より

…このことは普通選挙制が実現した独立後の時期にはさらに重要となった。 ネルー時代の国民会議派の選挙における確固とした支持基盤は,彼自身の出身カーストであり知識階層の多くの人々のそれでもあるバラモン,分割後もインドに取り残されて社会的に不安定な立場にあるムスリム,ヒンドゥー社会の底辺を形づくる指定カースト(不可触民)の三つであったといわれる。この3者だけで全人口の30%をこえると推定される。…

【カースト】より

…これに対しシュードラは入門式を挙げることのできない一生族(エーカジャekaja)とされ,再生族から宗教上,社会上,経済上のさまざまな差別を受けた。そして,シュードラのさらに下には,4バルナの枠組みの外におかれた不可触民(今日では指定カーストscheduled casteと呼ばれる)が存在した。彼らは〈第5のバルナに属する者(パンチャマpañcama)〉とも〈バルナを持たない者〉とも呼ばれる。…

【不可触民】より

…欧米ではパリアpariahの名でも知られる。今日では〈不可触民〉を意味する差別用語は使われず,公式に指定カーストscheduled casteと称される。 浄・不浄の思想に強く支配され,人間や職業をそうした観点から眺めることをつねとしたヒンドゥー教の社会において,賤民制は複雑な発達をとげた。…

※「指定カースト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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