指甲花(読み)シコウカ

デジタル大辞泉 「指甲花」の意味・読み・例文・類語

しこう‐か〔シカフクワ〕【指甲花】

ミソハギ科低木。中近東地方の原産で、中国南部・インド・アフリカ北部などで栽培される。古来若枝や葉を乾燥させ、だいだい色の染料をつくり、爪などを染めるのに用いた。花からは香料をとる。ヘンナヘナ

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精選版 日本国語大辞典 「指甲花」の意味・読み・例文・類語

しこう‐かシカフクヮ【指甲花】

  1. 〘 名詞 〙 ミソハギ科の低木。北アフリカからアジア西南部にかけて野生し、熱帯各地で花木、香料、染料用に広く栽培される。高さ約六メートルになり、密に枝を出す。葉は卵形両端がとがり対生し、長さは約二センチメートル。花は四弁の小花白色、淡紅色など。芳香が強い。径約七ミリメートル。和名は、古来、葉を指の爪、皮膚、髭などを染める黄色染料、顔料ヘンナ染料)に用いたことによる。花からは香油をとる。「旧約聖書」にみえるコペルは本種とされる。つまくれないのき。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「指甲花」の解説

指甲花 (シコウカ)

学名Lawsonia inermis
植物。ミソハギ科の低木,薬用植物

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