指甲花(読み)シコウカ

デジタル大辞泉 「指甲花」の意味・読み・例文・類語

しこう‐か〔シカフクワ〕【指甲花】

ミソハギ科低木。中近東地方の原産で、中国南部・インド・アフリカ北部などで栽培される。古来若枝や葉を乾燥させ、だいだい色の染料をつくり、爪などを染めるのに用いた。花からは香料をとる。ヘンナヘナ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「指甲花」の意味・読み・例文・類語

しこう‐かシカフクヮ【指甲花】

  1. 〘 名詞 〙 ミソハギ科の低木。北アフリカからアジア西南部にかけて野生し、熱帯各地で花木、香料、染料用に広く栽培される。高さ約六メートルになり、密に枝を出す。葉は卵形両端がとがり対生し、長さは約二センチメートル。花は四弁の小花白色、淡紅色など。芳香が強い。径約七ミリメートル。和名は、古来、葉を指の爪、皮膚、髭などを染める黄色染料、顔料ヘンナ染料)に用いたことによる。花からは香油をとる。「旧約聖書」にみえるコペルは本種とされる。つまくれないのき。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む