デジタル大辞泉 「揮発」の意味・読み・例文・類語 き‐はつ【揮発】 [名](スル)1 液体が、常温で気体となって発散すること。「ベンジンが揮発する」2 「揮発油」の略。[類語]沸騰・沸く・たぎる・沸かす・煮沸・蒸発・蒸留 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「揮発」の意味・読み・例文・類語 き‐はつ【揮発】 〘 名詞 〙① ( 形動 ) ( ━する ) 常温のもとで、液体が気化すること。また、そういう性質であるさま。蒸発。[初出の実例]「蒸気を揮(キ)発し」(出典:医範提綱(1805)三)「果漿を醸せるを『ワイン』と謂ふ。〈略〉之を蒸餡し、揮発分をとりて製調したるを、火酒類とす」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)② 「きはつゆ(揮発油)」の略。[初出の実例]「揮発で拭いても落ちないんですもの」(出典:百鬼園随筆(1933)〈内田百〉百鬼園新装) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の揮発の言及 【蒸発】より …夏の暑い日に水をまくと涼しくなるのも,蒸発の際に周囲から熱を奪うためである。なお,常温での急速な蒸発を揮発と呼ぶこともある。【小野 嘉之】[化学工学における蒸発] 化学プロセスを構成する単位操作の一つとしての蒸発は,混合溶液(固体を含んでもよい)から溶剤を蒸発させ,溶質を濃縮,あるいは結晶析出させる操作である。… ※「揮発」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by