摂津峡(読み)せっつきょう

日本大百科全書(ニッポニカ)「摂津峡」の解説

摂津峡
せっつきょう

大阪府北部、高槻市(たかつきし)域を貫通する芥川(あくたがわ)の上流にある峡谷。北摂(ほくせつ)山地を流下する芥川が、三好(みよし)山の山麓(さんろく)を下刻曲流する約2キロメートルの間は、屏風(びょうぶ)岩や烏帽子(えぼし)岩などの奇岩・怪石や白滝の渓流など変化に富んだ渓谷美で知られる。地質的には古生層と花崗(かこう)岩および両者の接触部からなり、流紋岩や玢(ひん)岩の岩脈などがみられる。渓谷に沿ってハイキングコースがある。東海道本線高槻駅から上(かみ)の口(くち)または下の口・塚脇までバスの便があり、塚脇から摂津峡口まで徒歩約20分。

[前田 昇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「摂津峡」の解説

摂津峡
せっつきょう

大阪府高槻市北部にある芥川 (あくたがわ) 上流渓谷秩父古生層岩盤を浸食し,三好山 (186m) をめぐって流れる約 1kmの間,浮岩屏風岩などの奇岩怪石,くつわ淵,白糸滝などが続く。峡谷美で知られ,大分県の耶馬渓にたとえて摂津耶馬渓 (やばけい) とも呼ばれる。

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