教員検定(読み)キョウインケンテイ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「教員検定」の意味・読み・例文・類語

きょういん‐けんていケウヰン‥【教員検定】

  1. 〘 名詞 〙 教員として必要な免許状、あるいは上級の免許状を取得するため、その資格有無検定すること。単位取得証明、人物証明等の書類によって行なわれる間接検定と、試験面接などによって行なわれる直接検定とがある。日本では、明治三三年(一九〇〇)から昭和二四年(一九四九)まで直接検定が行なわれていた。〔教員免許令(明治三三年)(1900)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教員検定」の意味・わかりやすい解説

教員検定
きょういんけんてい
teaching certificate examination

教員としての資格を認定するために,学力,人物,身体などについて行う検定。日本では,教員養成機関による教員の供給不足を補うための方法として発達した。この制度が整備されたのは 1890年の「小学校教員検定等ニ関スル規則」によってである。中等以上の学校教員に関しては 1900年の教員免許令によって制度的に整備された。第2次世界大戦後教育職員免許法制定により,検定制度は廃止された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android