きょう‐ぜんケウ‥【教禅】
- 〘 名詞 〙 教宗と禅宗。
- [初出の実例]「教禅蛮触闘、羸得滅二霊蹤一」(出典:仏乗禅師東帰集(1335頃)国清寺)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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教禅 きょうぜん
?-1075 平安時代中期の絵仏師。
後冷泉(ごれいぜい)天皇の病気治癒を祈願して京都法成(ほうじょう)寺に120体余の仏絵像をえがき,治暦(じりゃく)4年絵仏師としてはじめて法橋(ほっきょう)の位についた。承保(じょうほう)2年3月死去。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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教禅
きょうぜん
仏教用語。教と禅。また教宗と禅宗。前者は仏陀が言葉をもって説き明かした教えのうえに立つ宗派で,後者は心から心へと伝達されるべき仏教の真の精髄である禅宗のこと。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の教禅の言及
【平安時代美術】より
…これはしかし,たまたま残った一遺構にすぎないので,これをもって道長の浄妙寺や法成寺を想像すべきなのかもしれないのだが,ともかくここにみえる彫刻,絵画,工芸のどれもが,この200年来はぐくまれてきた日本固有の技術と作風の最高の遺産であるといって過言ではないのである。 同じ時期に,絵画において宮廷画家[巨勢広貴](弘高)と絵仏師教禅の名が知られる。教禅はやはり僧位を与えられており,貴顕の間での用いられ方がわかるが,いずれもその作品を遺していない。…
※「教禅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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