図書館情報学用語辞典 第5版 「教育会図書館」の解説 教育会図書館 1880年代から全国各地に結成された教育会が設置,経営した図書館.教育会は,学校教育制度の整備が進むのに伴い,教育の普及発達を図るために,教員や教育行政官などによって組織された団体で,その活動の一環として,通俗教育のための図書館を設立し,1880~1890年代の日本における通俗図書館の普及に大きな役割を果たした.中には,都道府県立図書館や市町村立図書館の前身となったものも少なくない.1887(明治20)年に設立された大日本教育会書籍館(1896(明治29)年に帝国教育会附属書籍館へと改組)は日本初の児童図書室を設けたことで知られている.[参照項目] 通俗図書館 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by