教観(読み)キョウカン

デジタル大辞泉 「教観」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かん〔ケウクワン〕【教観】

仏語教相きょうそう観心かんじん二門天台宗における理論的な教理研究の側面実践的な修行の側面。→観心教相

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精選版 日本国語大辞典 「教観」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かんケウクヮン【教観】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。教相と観心の二門。教相は宗門の理論・教義、観心はその実践のこと。
    1. [初出の実例]「悪を捨て善に進み、朝には天長地久(てんちゃうちきう)夕には現世安穏後生善処のいたり、法界平等利益(りやく)と願ひし、けうくんの二つ明らか也」(出典御伽草子・猫の草紙(江戸初))
    2. [その他の文献]〔法華経文句記‐八・三〕

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