敦賀原発

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

敦賀原発

福井県敦賀市にある日本原電原発。2基あり、1号機は日本初の商用軽水炉で1970年3月に運転を始め、現役の原発では最も古い。2号機は87年2月に運転開始。2004年、日本原電は国に3、4号機の増設を申請している。

(2013-05-16 朝日新聞 朝刊 1総合)

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百科事典マイペディアの解説

敦賀原発【つるがげんぱつ】

日本原子力発電の原子力発電所。敦賀原子力発電所。福井県敦賀市明神町。1〜4号機で,1号機は1970年運転開始で沸騰水型軽水炉,2号機は1987年運転開始で加圧水型軽水炉,3号機,4号機は準備工事中である。日本で唯一異なる2つの形式の原子炉を運用している原子力発電所。電力は関西電力中部電力北陸電力に売られている。1号機,2号機は現在定期点検中で停止している。1号機は日本最古の商業用原子炉で,2009年に廃炉の予定であったが,日本原子力発電は運転の継続を申請,原子力安全・保安院はこれを認め,2016年までの延長に対応する準備が進められた。しかし,2013年7月に施行された原子力規制委員会の新規制基準では,過酷事故対策や地震・津波対策など厳しい基準が設定された。さらに新規制基準は活断層の真上にある原発は稼働を認めない方針であり,すでに,地震学者によって敦賀原発2号機の直下の活断層の存在が指摘され,5月には原子力規制委員会の有識者会合が,原子炉建屋直下の断層が原発敷地内の活断層〈浦底断層〉に伴って動く可能性は否定できないとする報告書をまとめた。これに対して,日本原子力発電は追加調査結果を示して反論,2014年1月に原子力規制委員会は改めて現地調査を実施,4月に調査を踏まえた有識者会合を開いたが,外部専門家は全員が〈活断層〉とした原子力規制委員会の判断は変わらないとする認識を示した。これを踏まえて原子力規制委員会の有識者会合は11月敦賀原発2号機直下の断層について,これまでと同様に〈活断層〉と判断した評価書案をまとめた。日本原子力発電の反論が受け入れられる見通しはきわめて厳しいものとなっている。2015年3月,日本原子力発電は敦賀原発1号機の廃炉を決定した。

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知恵蔵miniの解説

敦賀原発

福井県敦賀市にある日本原子力発電株式会社(日本原電)の原子力発電所。敷地面積約510万平方メートル。敦賀発電所1号機、同2号機からなる。1号機は日本初の商用の軽水炉であり、1970年3月に運転開始した日本で最も古い原子力発電所。定格出力は35.7万キロワット。2号機は日本で初めてプレスト・コンクリート製格納容器を採用した国産改良標準型軽水炉で、87年2月に運転を開始した。定格出力116万キロワット。原発の運転期間は原則40年と規定されていることから、2015年3月17日、日本原電は同原発1号機を廃炉にすることを正式に決定した。

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