夏目漱石の「吾輩は猫である」では、「敬具」が「拝啓」と照応して用いられているが、大町桂月の「書翰文作法」(一九〇六)に「普通、用を弁ずる手紙は、前に、拝啓か、粛啓かを用ゐて、後に、頓首ぐらいでも用ゐれば、それで十分と存候」とあり、「拝啓」と照応して用いるということも、必ずしも一般的ではなかったものと思われる。「敬具」が、一般的な書止めの語となり、「拝啓」と照応して用いられるようになったのは、大正期頃からか。
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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