整腸薬(読み)セイチョウヤク

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改訂新版 世界大百科事典 「整腸薬」の意味・わかりやすい解説

整腸薬 (せいちょうやく)

腸の機能が乱れた場合に,それを正常化する薬物。腸の機能の乱れは下痢もしくは便秘という症状となって現れるので,これらを対症的に治すためには,それぞれ止瀉(ししや)薬(下痢止め)あるいは緩下剤を用いる。また消化不良が原因で下痢が起こっている場合には消化薬が有効であるし,細菌によって腸機能が乱れる,すなわち感染性下痢や腸内異常発酵の場合には腸内殺菌薬が有効となる。乳酸菌製剤乳酸菌の働きで腸内異常発酵を防ごうとする整腸薬である。このように状況に応じて多くの薬物を使うことができるので,緩下剤止瀉薬,消化薬,腸内殺菌薬,乳酸菌製剤などを包括した概念として整腸剤という語を用いる場合があるが,通常はこれらの薬物のいくつかを配合して多様な症状に対処できるようにした配合薬のことを整腸剤とよぶことが多い。
胃腸薬 →下剤 →消化薬 →腸内殺菌剤
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世界大百科事典(旧版)内の整腸薬の言及

【胃腸薬】より

…消化薬,健胃薬,整腸薬等を包括し,広い意味で消化機能を助ける目的で使用される薬物群の総称。胸焼け,げっぷをはじめとして悪心,嘔吐,食欲不振,胃痛,腹痛,潰瘍,下痢,便秘等日常経験する多様な胃腸障害に用いられる薬物を含むので,薬効分類上次のように多くの種類に分けられる。…

※「整腸薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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