柑橘(かんきつ)類のザボンの皮の砂糖漬けで、鹿児島でボンタン、長崎ではザボンといい、それぞれ名物となっている。果名の由来は、1772年(安永1)秋、台風を避けて薩摩(さつま)(鹿児島県)の阿久根(あくね)港に入った清(しん)国船の船長謝文旦(しゃぼんたん)が、メロン大の柑橘類をもたらしたが、果名不詳のまま船長の名をとってボンタンと名づけたといわれる。一方、長崎では1667年(寛文7)に、清国船の船長周九娘がザボンとしてこの果実をもたらした。商品としてザボンの砂糖漬けをつくったのは鹿児島市の文旦堂初代坂之上次助で、1869年(明治2)のことである。ザボンの外皮をはぎ、中皮を糖液で煮る作業は、仕上がりまでに3週間を要する。
[沢 史生]
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...