斑竹(読み)ハンチク

精選版 日本国語大辞典 「斑竹」の意味・読み・例文・類語

はん‐ちく【斑竹】

  1. 〘 名詞 〙 幹に斑紋(はんもん)のある竹。ウンモンチクやシチクなど。まだらだけ。
    1. [初出の実例]「并賜金牙餝斑竹御杖」(出典:続日本紀‐天平一三年(741)七月辛酉)
    2. [その他の文献]〔劉禹錫‐泰娘歌〕

まだら‐たけ【斑竹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物しゃこたんちく(積丹竹)」の異名
  3. 茎に斑紋(はんもん)のある竹。はんちく。〔訓蒙図彙(1666)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「斑竹」の解説

斑竹 (トラフダケ・ハンチク;マダラダケ)

植物。淡竹の変種。ウンモンチクの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の斑竹の言及

【ハチク】より

…園芸品種も多くある。丹波斑竹(たんばはんちく)cv.Boryanaは稈の表面に黒褐色の斑紋がある。雲紋竹(うんもんちく),斑竹ともいわれ,観賞用にされ,竹材は家具材にされる。…

※「斑竹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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