斯文(読み)シブン

デジタル大辞泉 「斯文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【×斯文】

《「論語子罕しかんから》この学問。この道。特に、儒教の学問や道徳をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「斯文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【斯文】

  1. 〘 名詞 〙 この学。この道義。特に、儒教の道や学問についていう。また、儒学者文人
    1. [初出の実例]「歎光陰之易一レ暮、惜斯文之将一レ墜」(出典凌雲集(814)序)
    2. 「しかれば斯文と云は秀才茂才などと云がごとく、学者を呼ぶとみえたり」(出典:随筆・秉燭譚(1729)五)
    3. [その他の文献]〔論語‐子罕〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「斯文」の読み・字形・画数・意味

【斯文】しぶん

この道の伝統。〔論語、子罕〕子、匡(きゃう)に畏す。曰く、に沒したれど、(ここ)に在らずや。天の將(まさ)に斯を喪(ほろ)ぼさんとするや、後死は斯に與(あづ)かることを得ざらん。天の未だ斯を喪ぼさざるや、匡人(きやうひと)、其れ予を如何(いかん)せん。

字通「斯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android