新川和江(読み)シンカワカズエ

デジタル大辞泉 「新川和江」の意味・読み・例文・類語

しんかわ‐かずえ〔シンかは‐〕【新川和江】

[1929~2024]詩人茨城の生まれ。西条八十師事詩集ねむり椅子」でデビューし、「ローマの秋・その他」で室生犀星賞を受賞。詩集「比喩でなく」に収められた作品わたしを束ねないで」で広く知られる。女性詩人の育成にも尽力した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新川和江」の解説

新川和江 しんかわ-かずえ

1929- 昭和後期-平成時代の詩人。
昭和4年4月22日生まれ。西条八十(やそ)に師事。昭和28年詩集「睡り椅子」を発表し,翌年地球同人。35年「季節の花詩集」で小学館文学賞,40年「ローマの秋・その他」で室生犀星(むろう-さいせい)詩人賞,62年「ひきわり麦抄」で現代詩人賞,平成4年「星のおしごと」で日本童謡賞をうけた。その間の昭和58年吉原幸子と季刊詩誌「現代詩ラ・メール」を創刊。おおらかな母性愛ですべてをつつみこむような詩風。茨城県出身。結城高女卒。

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