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新田 次郎 ニッタ ジロウ

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20世紀日本人名事典の解説

新田 次郎
ニッタ ジロウ

昭和期の小説家



生年
明治45(1912)年6月6日

没年
昭和55(1980)年2月15日

出生地
長野県上諏訪町(現・諏訪市)

本名
藤原 寛人(フジワラ ヒロト)

学歴〔年〕
無線電信講習所本科(現・電気通信大学)〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
直木賞(第34回)〔昭和30年〕「強力伝」,吉川英治文学賞(第8回)〔昭和49年〕「武田信玄」,紫綬褒章〔昭和54年〕

経歴
昭和7年中央気象台(現・気象庁)に就職、6年間富士山測候所に勤務。18年満州国中央気象台高層気象台課長に転じ、新京(長春)で終戦を迎える。1年余の抑留を経て、21年10月帰国し、気象庁に復職。24年妻藤原ていの引揚げの記録「流れる星は生きている」がベストセラーとなったのに刺激されて、26年富士山測候所時代の経験をもとにして「強力伝」を執筆、「サンデー毎日」懸賞小説1席となり、30年に直木賞を受賞。その後「孤高の人」「縦走路」などによって山岳小説という分野を開拓、中でも「八甲田山死の彷徨」はミリオンセラーとなった。作品はライフワークともいえる「武田信玄」(4巻)「武田勝頼」(3巻)などの歴史小説の他、気象庁の体験を生かした「毛髪湿度計」「桜島」「昭和新山」、抑留体験を扱った「望郷」などがある。55年毎日新聞に「孤愁―サウダーデ」を連載中に急死した。「完結版 新田次郎全集」(全11巻 新潮社)がある。

出典|日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)
20世紀日本人名事典について | 情報

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