孤愁(読み)コシュウ

デジタル大辞泉 「孤愁」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゅう〔‐シウ〕【孤愁】

ひとりでもの思いにふけること。また、その思い。「孤愁の思い」
[補説]書名別項。→孤愁
[類語]人恋しい寂しい人懐かしい物寂しい心寂しいうら寂しい物恋しいさみしいわびしい小寂しい哀感寂寥せきりょう寂寞せきばく寂寞じゃくまく索漠落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう蕭殺しょうさつ寥寥りょうりょう徒然つれづれ徒然とぜんすがれるうらぶれるさびれるしみじみたそがれ萎靡いび愁いさむざむセンチメンタル落日廃れるうら悲しいしんみりむせぶ哀愁悲愁憂愁物悲しい衰勢物哀れ落ちぶれる物思わしい切ない衰退衰残哀切諦観春愁幽愁秋風索漠愁思秋思愁然衰亡孤独盛者必衰やるせない

こしゅう【孤愁】[書名]

原題、〈スペインSoledades》スペインの詩人ゴンゴラの長編詩。第一部のみを1613年に発表。隠喩に満ちた難解な表現は当時のスペインの文壇に大きな文学論争を巻きおこした。別邦題「孤独」。

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精選版 日本国語大辞典 「孤愁」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゅう‥シウ【孤愁】

  1. 〘 名詞 〙 ただ一人でもの思いにふけること。また、その思い。
    1. [初出の実例]「その鹿の眼はかぎりない孤愁とでもいうべき感情にみちていた」(出典:わたしの崋山(1965)〈杉浦明平〉二)

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普及版 字通 「孤愁」の読み・字形・画数・意味

【孤愁】こしゆう(しう)

ひとりもの思いに沈む。宋・陸游〔九月二十五日、鳴前に起き、旦(あ)くるを待つ〕詩 斷妨げず、枕上ぬるを (ま)た天涯に客たるに似たり

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