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方杖 ほうづえknee brace; angle brace

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

方杖
ほうづえ
knee brace; angle brace

建築物や橋梁で,垂直材と水平材がつくる隅の部分を固めるために材の中間から中間を斜めに結んで取付ける斜材。柱と敷桁,柱と胴差および梁などの取付け部分が,地震,風圧などのために変形するのを防ぐ。方を柱に直接に取付けると,柱に曲げモーメントが生じるので,補強のために添え柱をつける。また洋風小屋組みやトラス梁などでは,その斜材を方杖と呼んでいる。日本の古い建築では,持送りや組物による構法が一般的で,方杖はあまり用いられなかったが,近世になって,城郭建築などにその使用例がみられる。

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デジタル大辞泉の解説

ほう‐づえ〔ハウづゑ〕【方×杖】

建築で、垂直材と水平材とが交わる所に、補強のために入れる斜めの材。頰杖(ほおづえ)。

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百科事典マイペディアの解説

方杖【ほうづえ】

頬杖とも。木造建築物において控(ひかえ),筋かい,火打などと同様な目的で使われる補強材の一種。柱と梁(はり)とが作る仕口を固めるのに用いる斜材。2枚の方杖で他の材をはさむ方法を(はさみ)方杖といい,合掌真束(しんづか)の間に渡して用いる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうづえ【方杖】

建築で横架材(おうかざい)とそれを支える垂直材とによって生ずる鉛直面の入隅(いりすみ)部分を斜めに結んで固め,風や地震などの水平力に対して建物の変形を防ぐ短い部材。水平面に用いられる火打と似るが,方杖には横架材に生ずる曲げとたわみに対し,その中途を支えることでその梁間を少しでも縮め,応力を軽減させる役目もあり,それを入隅部だけを固める軸方杖と区別して力方杖ということもある。力方杖では床梁(ゆかばり)との仕口にとくに力が加わるので,梁を2本にして両側から方杖をはさんだり,梁の中央下端に添え梁をボルト締めして方杖との仕口面積を大きくしたりする。

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大辞林 第三版の解説

ほうづえ【方杖】

建築で、垂直材と水平材が交わる角に補強のために入れる短い斜材。頰杖。

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