施火(読み)セビ

デジタル大辞泉 「施火」の意味・読み・例文・類語

せ‐び【施火】

精霊しょうりょう送りにたく火。特に、8月16日(もと陰暦7月16日)の夜に京都市近郊の山々でたく火。京都如意ヶ岳大文字の火、船岡山船形の火、松ヶ崎妙法の火など。送り火 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「施火」の意味・読み・例文・類語

せ‐び【施火】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 精霊(しょうりょう)送りにたく火。おくりび。
  3. 毎年八月一六日(陰暦七月一六日)の夜、京都市近郊の山々の中腹で、精霊を送るためにたく火。東山如意ケ岳の大文字の火、船山の船形の火、松ケ崎の妙法の火など。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「七月〈略〉送り火 施火」(出典:俳諧・篗纑輪(1753))

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