日傭取(読み)ひようとり

旺文社日本史事典 三訂版 「日傭取」の解説

日傭取
ひようとり

江戸時代の日雇労働者
日用稼 (ひようかせぎ) ともいい,「日用取」とも書く。仕事鳶口車力・米つき・かるこ(問屋などの荷を運ぶ)など力仕事が多かった。江戸では町々より日傭取を管理する日用座にその人別帳を差し出し,そこから日用札をうけ取って登録された者のみ働くことができた。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android