日参(読み)ニッサン

デジタル大辞泉 「日参」の意味・読み・例文・類語

にっ‐さん【日参】

[名](スル)
神社仏閣に毎日参詣すること。日参り。「満願成就を祈って日参する」
毎日同じ場所へ出向くこと。「得意先日参する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「日参」の意味・読み・例文・類語

にっ‐さん【日参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 毎日、神社・仏閣へ参詣すること。日参り。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「筑地の門跡に日参(サン)して」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)
  3. ある目的を達成するために、毎日特定の人あるいは場所を訪ねること。また、役所などに毎日勤めに行くこと。
    1. [初出の実例]「内裏へ日参せよ」(出典:愚管抄(1220)四)

ひ‐まいり‥まゐり【日参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮中部屋・局などを持たないで、里から毎日出勤すること。日勤。〔類聚名物考(1780頃)〕
  3. 神社・寺などに毎日参詣すること。にっさん。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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