日本俳優協会(読み)にほんはいゆうきょうかい

改訂新版 世界大百科事典 「日本俳優協会」の意味・わかりやすい解説

日本俳優協会 (にほんはいゆうきょうかい)

歌舞伎新派その他の商業演劇俳優中心に構成し,会員の技芸の向上,活動条件の改善と福祉などを目的とする団体従前の俳優組合,第2次世界大戦中の情報局傘下の同名の団体を復活させる形で,1957年3月会員346名を集めて創立された。2世市川猿之助(のちの猿翁)を理事長とし,59年に社団法人認可。その後3世市川左団次を経て,6世中村歌右衛門が会長を引き継いだ。俳優祭,講座の開催,福祉活動などが主事業。名題試験も行っている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 藤田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本俳優協会」の意味・わかりやすい解説

日本俳優協会
にほんはいゆうきょうかい

俳優団体。第2次世界大戦中,情報局の指導により同名の団体が組織されたが,1957年3月あらためて,歌舞伎,新派をはじめ商業演劇の俳優を中心に設立。年に1回,会員の福利厚生,技芸向上を目指して俳優祭を行うほか,名流舞踊会など臨時の催しを行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む