改訂新版 世界大百科事典 「日本原子力産業会議」の意味・わかりやすい解説
日本原子力産業会議 (にほんげんしりょくさんぎょうかいぎ)
原子力平和利用の推進により国民経済と福祉社会の健全な発展に寄与することを目的に,1956年3月1日に設立された社団法人。対外表記はJapan Atomic Industrial Forum Inc.(略称JAIF)。原子力産業会議と略称されることも多い。その活動は,政府・国会への建議・提言をはじめ原子力開発への国民的合意の形成,原子力関係国際機関との連携,近隣諸国等との国際協力の推進,国際会議の開催,内外の総合的調査研究,《原子力産業新聞》《原産マンスリー》《Atoms in Japan》等の刊行,技術者の養成など多方面に及んでいる。現在,会社,団体,自治体,報道機関等国内約760社,海外120余社により構成されている。
執筆者:森 一久
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報