総意(読み)そうい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

総意
そうい

通常,組織または団体を構成する構成員の全体の意思をいう。個々の構成員の具体的な意思の総和として観念されることもあれば,ルソーの社会契約説における一般意志のように単なる和をこえたあるべき正しい理念の意味で用いられることもある。また,組織または団体の比較多数あるいは一定機関の意思をもって,総意と表現する場合も少くない。日本国憲法1条が,天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」と定める場合の「国民の総意」がこれらのなかのいずれにあたるかについては深刻な争いがある。

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大辞林 第三版の解説

そうい【総意】

全員の意見や意思。 「会員の-をもって決定する」

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精選版 日本国語大辞典の解説

そう‐い【総意】

〘名〙
① すべての人の意思。全体に共通している意見。
※哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉二「客観的の意義に於ける学問は同種類の総合的に斉整せられたる知識の総意を云ふ」
※日本国憲法(1946)一条「天皇は、日本国の象徴であり〈略〉この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」
② 全体にかかわる意味。
※許六宛去来書簡‐元祿八年(1695)一月二九日「下拙が申分は、一句の意にかかりたる句意に候」

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