日本詩紀(読み)にほんしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日本詩紀
にほんしき

江戸時代後期の漢詩集。市河寛斎編。 50巻。外集,別集,首集各1巻。成立年未詳。平治1 (1159) 年以前の日本の漢詩を年代順に収集,配列したもので,奈良,平安時代の漢詩はほとんど網羅されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

にほんしき【日本詩紀】

漢詩集。市河寛斎編。1788年(天明8)ころ成立。本集50巻,外集・別集・作者系譜各1巻。上代から平安末期に至るまでの漢詩を採集した書。作者は428人,作品は3204首に及ぶ。採録文献は《懐風藻》《本朝文粋(もんずい)》などの詩文集はもとより,史書,説話集にまでわたる。それらの文献は,今日では寛斎の用いたものよりすぐれたテキストが発見されている場合が多いが,古代の日本の漢詩を集大成した唯一の書物として,今日でも有用性を失わない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

きゃらぶき

魚貝類や野菜類をしょうゆで佃煮(つくだに)のように煮るものをきゃら煮というが、きゃらぶきは、フキの茎をきゃら煮風に煮たもので、初夏のフキを用いてつくるのがよい。フキの葉を切り落とし、茎は日干しにしてか...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android