日祀部(読み)ひまつりべ

世界大百科事典 第2版の解説

日奉部とも書く。《日本書紀》敏達6年のに,〈詔して,日祀部,私部(きさいべ)を置く〉と見える。伊勢斎宮の名代部という説も見られたが,やはり日神祭祀にかかわる部民と解するほうがよかろう。日祀部は,下総上総武蔵上野,飛驒,越前大和土佐筑紫肥後豊前など各地に分布するが,大和政権勢力の及ぶ周辺地に多いことがまず注目される。このことが,日神的性格が強調される天皇権威を宣揚する職掌を与えられたとされるゆえんである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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