日野元彦(読み)ヒノ モトヒコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「日野元彦」の解説

日野 元彦
ヒノ モトヒコ


職業
ジャズ・ドラマー

グループ名
グループ名=飛翔(ヒショウ)

生年月日
昭和21年 1月3日

出生地
東京都 渋谷区千駄ヶ谷

学歴
尚美高校音楽学院〔昭和40年〕卒

経歴
父はタップダンサーでトランペット奏者の日野敏で、兄の晧正とともに幼少よりタップダンスを習う。12歳頃からドラムを始め、昭和38年草ケ谷隆夫6でプロデビュー。渡辺弘とスターダスターズ、42年日野晧正5などに参加し、その後自己のトリオ活躍。53年ニューヨークで修業、ジョアン・ブラッキーン3などで演奏した。56年自己のバンド・ZOOM結成。61年ジャズ界初の中国公演。またドラムだけのグループ・飛翔でも活動。平成6年兄・皓正のプロジェクト“JAZZIZ(ジャズイズ)”に参加。「スイング・ジャーナル」誌人気投票で度々1位となるなど日本ジャズ界を代表するドラム奏者。アルバムに「流氷」「ZOOMIN」「フラッシュ」「トコ」などがある。11年末期のすい臓がんであることを宣告されるが、死の直前まで精力的に活動を続けた。

受賞
南里文雄賞(第25回)〔平成11年〕

没年月日
平成11年 5月13日 (1999年)

家族
兄=日野 皓正(ジャズ・トランペット奏者),父=日野 敏(タップダンサー・トランペット奏者)

伝記
東京Jazz―レクイエム・トコ 高木 信哉 著,中平 穂積,内藤 忠行 写真(発行元 三一書房 ’01発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「日野元彦」の解説

日野 元彦
ヒノ モトヒコ

昭和・平成期のジャズ・ドラマー



生年
昭和21(1946)年1月3日

没年
平成11(1999)年5月13日

出生地
東京都渋谷区千駄ケ谷

別名
グループ名=飛翔(ヒショウ)

学歴〔年〕
尚美高校音楽学院〔昭和40年〕卒

主な受賞名〔年〕
南里文雄賞(第25回)〔平成11年〕

経歴
父はタップダンサーでトランペット奏者の日野敏で、兄の晧正とともに幼少よりタップダンスを習う。12歳頃からドラムを始め、昭和38年草ケ谷隆夫6でプロデビュー。渡辺弘とスターダスターズ、42年日野晧正5などに参加し、その後自己のトリオで活躍。53年ニューヨークで修業、ジョアン・ブラッキーン3などで演奏した。56年自己のバンド・ZOOM結成。61年ジャズ界初の中国公演。またドラムだけのグループ・飛翔でも活動。平成6年兄・皓正のプロジェクト“JAZZIZ(ジャズイズ)”に参加。「スイング・ジャーナル」誌人気投票で度々1位となるなど日本ジャズ界を代表するドラム奏者。アルバムに「流氷」「ZOOMIN」「フラッシュ」「トコ」などがある。11年末期のすい臓がんであることを宣告されるが、死の直前まで精力的に活動を続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日野元彦」の解説

日野元彦 ひの-もとひこ

1946-1999 昭和後期-平成時代のジャズドラマー。
昭和21年1月3日生まれ。日野皓正(てるまさ)の弟。幼時からタップダンス,ジャズドラムをはじめ,昭和38年ドラマーとしてデビュー。バンドZOOMを中心に国内外で活躍,ジャズの発展,後進の育成につくした。平成11年5月13日死去。53歳。尚美高等音楽学院卒。アルバムに「流氷」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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