精選版 日本国語大辞典 「旦過」の意味・読み・例文・類語 たん‐が‥グヮ【旦過】 〘 名詞 〙 ( 夕に来て翌朝行き過ぎる意 ) 仏語。① 禅宗で、修行僧が一夜の宿泊をすること。また、その宿泊所。旦過屋。旦過寮。[初出の実例]「諸方の接待、および諸寺の旦過、みな門を鎖せり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)安居)② 禅宗で、長期の修行のために訪れた僧をすぐ許さないで、数日、定められた部屋に入れて坐禅させること。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「旦過」の解説 旦過たんが 福岡県:北九州市(旧豊前域)小倉北区小倉城下旦過[現在地名]小倉北区船場町(せんばまち)・魚町(うおまち)三丁目堺(さかい)町の南、船場町の東にある地名。橋は紫(むらさき)川右岸の埋立地に架橋されているが、宗玄(そうげん)寺の旅僧を橋まで見送ったことから旦過橋と称したという(倉府見聞集)。享保九年(一七二四)八月大風雨で「且過橋」などが大破した(「忠雄公年譜」県史資料六)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報