コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

旧慣使用権 きゅうかんしようけん

1件 の用語解説(旧慣使用権の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

きゅうかんしようけん【旧慣使用権】

市町村制施行以前からの慣習(旧慣)にもとづいて,市町村の特定の住民がその市町村の公有財産(山林・原野等の普通財産や,ため池・用水等の行政財産等)を使用する権利。この旧慣を変更・廃止したり,市町村長が他の者に新たな使用を許可する場合は,議会の議決を経る必要があり(地方自治法238条の6),また,旧慣による従前の権利を侵害しないよう配慮しなければならない。なお,類似のものとして一定地域の住民に私法上認められる入会(いりあい)権があるが,旧慣使用権はその市町村の住民であることによって特例として認められる公法上の権利であり,そのために,その変更・廃止は議会の議決を経る必要があるとともに,その公有財産について新たに使用しようとする者の使用を絶対的に拒否することはできない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

旧慣使用権の関連キーワード戸長市町村合併市町村制市町村税旧慣公有林市町村議会市町村条例町村制西浦村

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone