早引き(読み)ハヤビキ

デジタル大辞泉 「早引き」の意味・読み・例文・類語

はや‐びき【早引き/早退き】

[名](スル)
早引け」に同じ。「風邪で―する」
(早引き)言葉文字などを早く引き出すこと。また、早く引けるように作られた辞書索引など。「―難字難読辞典」

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精選版 日本国語大辞典 「早引き」の意味・読み・例文・類語

はや‐びき【早引・早退】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 早引 ) ことばや文字を早く見つけ出すことができること。また、そのように作られたもの。索引や手軽な辞書などにいう。早引節用
    1. [初出の実例]「読本。はやびき」(出典:黄表紙・御存商売物(1782)下)
  3. ( 「走誦」とも書く ) 本願寺で、和讚を唱える譜の一種念仏を略して和讚を数首、怱々に続けて語すること。
    1. [初出の実例]「蓮如上人御往生の砌は御堂にて早引廿五日御入候き」(出典:実悟記(1580))
  4. はやびけ(早引)
    1. [初出の実例]「其後今日迄照りつづき、暑気強候得共、日々早出早引、昼九ツ時頃帰候へども」(出典:島崎金次郎宛大田南畝書簡‐享和元年(1801)七月中旬か)
    2. 「今日は屋敷に用事があるので少し早引(ハヤヒキ)をする」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉飯を安く食ふ法)

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