精選版 日本国語大辞典 「節用」の意味・読み・例文・類語 せつ‐よう【節用・節要エウ】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① ( ━する ) 費用や労力などを節約すること。もろもろの出費を少なくすること。浪費をしないこと。倹約。[初出の実例]「但通鑑はあまり繁多なほどに節要してせうとはし思たけるかそ」(出典:史記抄(1477)三)「弾薬を節用し馬匹を愛護すること緊要なり」(出典:歩兵操典(1928)綱領)[その他の文献]〔論語‐学而〕② 日常、入用なこと。役に立つこと。[初出の実例]「故に甚切近なる節用(セツヨウ)を少しく述て、小学に入の楷梯ともなれかしと思ふのみ」(出典:前訓(1773)女子口教)③ 簡便にした本。小冊子。〔改正増補和英語林集成(1886)〕[ 2 ] 「せつようしゅう(節用集)」の略。[初出の実例]「節用でちぎれちぎれのしつけ哉」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一〇(1760)松二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例