早打ち(読み)ハヤウチ

デジタル大辞泉 「早打ち」の意味・読み・例文・類語

はや‐うち【早打ち】

[名](スル)
1 続けざまに早く打ったり打ち上げたりすること。「早打ちの花火」「太鼓を早打ちする」
2 (「早撃ち」とも書く)ピストルなどをすばやく撃つこと。また、続けて撃つこと。「早打ちの名手」
3 野球で、打者が早いボールカウントから打つこと。「早打ちして悪球に手を出す」
4 馬や駕籠かごを走らせて急を知らせること。また、その使者。
「―の駅むまやづたひの東路は遠きも近きさかひなりけり」〈新撰六帖・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「早打ち」の意味・読み・例文・類語

はや‐うち【早打・早撃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 馬などを馳せて急用の使いをすること。また、その使者や、そのための馬。⇔遅打。
    1. [初出の実例]「はやうちの駅づたひの東路は遠きも近きさかひなりけり〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)二)
    2. 「Roma エ fayauchi(ハヤウチ)ヲ タテ、コトノ シサイ ヲ ソウシタリケレバ」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)二)
  3. ② 馬を早く走らせること。
    1. [初出の実例]「はやうちの長馳したる馬の」(出典:義経記(室町中か)四)
  4. ③ =はやおい(早追)
    1. [初出の実例]「はや打に負ず月見の四つ手かげ」(出典:雑俳・柳多留‐一五(1780))
  5. ④ 鉦などを続けて早く打つこと。また、花火を早く続けざまに打ち上げること。
    1. [初出の実例]「これより誂らへ早打ちやうなる合ひ方、時の鐘」(出典:歌舞伎・高麗大和皇白浪(1809)二番目)
  6. ⑤ 長考しないで碁をうつこと。また、そのような対局。
  7. ⑥ ( 早撃 ) ピストルなどを早く続けざまにうつこと。
    1. [初出の実例]「熟達の早射ちの腕をもちながら」(出典:堕落(1965)〈高橋和巳〉三)

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