デジタル大辞泉
「明らめる」の意味・読み・例文・類語
あきら・める【明らめる】
[動マ下一][文]あきら・む[マ下二]
1 事情や理由を明らかにする。はっきりさせる。
「自ら真相を―・めるというには至らずして」〈二葉亭・浮雲〉
2 心を明るく楽しくする。気持ちを晴れやかにする。
「いぶせう侍る事をも―・め侍りにしがな」〈源・賢木〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あきら・める【明】
- 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]あきら・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 - ① (心を)明るくする。晴れやかにする。さわやかにする。
- [初出の実例]「陸奥(みちのく)の 小田なる山に 金(くがね)ありと 申し給へれ 御心を 安吉良米(アキラメ)給ひ」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇九四)
- ② 明らかにする。はっきり見定める。事情などを明白に知る。判別する。
- [初出の実例]「臣(やつこ)罪を知らず。乞ふ、垂審察(アキラメ)たまへ」(出典:日本書紀(720)皇極四年六月(岩崎本訓))
- 「徃古(いにしへ)に富る人は、天の時をはかり、地の利を察(アキ)らめて、おのづからなる富貴を得るなり」(出典:読本・雨月物語(1776)貧福論)
明らめるの語誌
( 1 )上代では①のように、花や景色を「見」て心を曇りない状態にし、晴ればれさせることをさす。中古には自動詞となって心が晴ればれしくなることにも使った(→あきらむ[ 二 ])。
( 2 )中古には「言ふ」「聞く」などと複合する例が多く、事情を明らかにする意味になる。この明らかにする意味が中世・近世へと続き、複合語にも「問ひあきらむ」「あきらめ知る」などがある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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