明智秀満(読み)アケチヒデミツ

関連語 みつ

精選版 日本国語大辞典 「明智秀満」の意味・読み・例文・類語

あけち‐ひでみつ【明智秀満】

  1. 安土桃山時代の武将。光秀の従弟。丹波福知山城主左馬助光春(みつはる)の名でも俗称される。天正一〇年(一五八二)、光秀の先鋒として本能寺を襲ったが、半月後、堀秀政に近江坂本城を攻められ自刃。天文六~天正一〇年(一五三七‐八二

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「明智秀満」の解説

明智秀満 あけち-ひでみつ

?-1582 織豊時代の武将。
明智光秀につかえ,光秀の娘を妻とした。天正(てんしょう)9年ごろ丹波福知山城(京都府)城主。本能寺の変で先陣をつとめ,ついで安土城守備山崎戦い敗報をうけ近江(おうみ)坂本城にはいり,天正10年6月15日光秀の妻子らを刺殺して自害した。前名は三宅弥平次。俗説に名は光春,通称は左馬助。

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世界大百科事典(旧版)内の明智秀満の言及

【山崎の戦】より

…光秀は夕刻勝竜寺城に入り,深夜近江に向かって逃走するところを土一揆に襲われ,山科の小栗栖(おぐるす)で殺された。そして15日明智秀満が坂本城で光秀の妻子一族を殺し,重宝を攻囲軍に贈って自殺,秀吉は光秀らの首を本能寺に梟(きよう)した。この戦いは,秀吉が迅速果敢な行動と3対1という兵力差と精神的優越性とによって,終始光秀を圧倒したもので,戦後秀吉の勢威は一段と高まった。…

※「明智秀満」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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