昔蜻蛉(読み)ムカシトンボ

デジタル大辞泉 「昔蜻蛉」の意味・読み・例文・類語

むかし‐とんぼ【昔蜻蛉】

トンボ目ムカシトンボ科の昆虫。日本特産。体長約5センチ。体は黒色黄斑があり、前翅まえばねと後ろ翅は同形で、原始的な形を残す。幼虫山間渓流にすむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昔蜻蛉」の意味・読み・例文・類語

むかし‐とんぼ【昔蜻蛉】

〘名〙 トンボ目ムカシトンボ科の昆虫。生きた化石といわれる原始的なトンボで、体長五センチメートル、はねの長さ三センチメートルほど。体は黒く、腹部に黄色紋、胸背部に逆八字形の黄紋がある。各地の山地の渓流付近でみられるが、産地は局地的。幼虫は急流早瀬石下などで石にへばりついている。羽化にさきだって一か月ほど前から陸にあがり、落葉や石の下などにもぐりこんで生活する。日本特産種で、ムカシトンボ科では世界に二種いるうちの一種。《季・秋》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「昔蜻蛉」の解説

昔蜻蛉 (ムカシトンボ)

学名Epiophlebia superstes
動物。ムカシトンボ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android