星形図法(読み)セイケイズホウ(英語表記)star-shaped projection

デジタル大辞泉 「星形図法」の意味・読み・例文・類語

せいけい‐ずほう〔‐ヅハフ〕【星形図法】

地図投影法の一。地図中心とし、星形の枠の中に世界全図を表す図法。星状図法。

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精選版 日本国語大辞典 「星形図法」の意味・読み・例文・類語

せいけい‐ずほう‥ヅハフ【星形図法】

  1. 〘 名詞 〙 地図投影法の一種。星形状の輪郭の中に、南極もしくは北極を中心として世界全図を表わす方法。心射、正射などの図法で描いた半球面に、他の半球全体が星形になるように接合して描く。ペーテルマン、ベルガウスの星形図が代表的。菱形図法。ほしがたずほう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「星形図法」の意味・わかりやすい解説

星形図法
ほしがたずほう
star-shaped projection

世界図の地図投影法のなかで,一方の極 (普通は北極) を地図の中心とし,星形の枠内に世界全体を表わすものの総称。正軸の正距方位図法で半球を表わし,他の半球をいくつかの経度帯に区切り,その経度帯ごとに先に作図した半球図の同じ経度帯の中央経線を延長して半径経線の長さを正しく表わすようにした同心円弧を地図上の緯線として,中央経線以外の経線は半球図の外周円のところの経線と他方の極を結ぶ直線とする。代表的なものに,南半球を,8つの経度帯に区切るペーテルマン図法 (1865発表) と5つに区切るベルグハウス図法 (79発表) がある。いずれも図案として用いられる。アメリカ地理学会のシンボルマークはベルグハウス図法の世界図である。

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