春日灯籠(読み)かすがとうろう

精選版 日本国語大辞典 「春日灯籠」の意味・読み・例文・類語

かすが‐とうろう【春日灯籠】

〘名〙 (「かすがどうろう」とも) 竿が円形で、火舎六角灯籠奈良春日大社に多く用いられているところからいう。春日形(かすががた)
塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝一六「白川御影の春日燈籠があり」

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デジタル大辞泉 「春日灯籠」の意味・読み・例文・類語

かすが‐どうろう【春日灯籠】

竿さおが円形、笠・火袋ひぶくろ中台ちゅうだい地輪じりんが六角平面で、背の高い標準的な石灯籠春日大社に多く用いられているところからいう。
木製または青銅製のつり灯籠。春日大社の回廊社殿に使われている形。

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