海の事典 「昭和三陸津波」の解説 昭和三陸津波 1933年(昭和8年)3月3日、三陸沖のマグニチュード8.3の地震で起こされた津波で、明治三陸津波につぐ大津波。遡上高は三陸町綾里で 23.0~28.7mに達し、死者・行方不明者は岩手県を中心に3,064人に及んだ。津波による家屋被害数は明治三陸津波とほぼ同じであるが、死者数が 1/7と少なかったのは、遡上高・遡上速度がやや小さかったことと、前回の津波の記憶から適切な待避行動を取れたからとされる。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報