時国家(読み)ときくにけ

百科事典マイペディア 「時国家」の意味・わかりやすい解説

時国家【ときくにけ】

石川県輪島市町野町にある時国家邸宅能登(のと)に流された平時忠の子時国を祖としたと伝え,寛永(1624年―1644年)ころに上時国,下時国の2家に分立した。上時国家は江戸後期の完成と推定され,入母屋(いりもや)造で茅葺(かやぶき),鎌倉時代様式を伝える。一般に公開
→関連項目曾々木海岸能登半島国定公園輪島[市]

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デジタル大辞泉プラス 「時国家」の解説

時国家(本家 上時国家)

石川県輪島市にある住宅。時国(ときくに)家は平安時代末期の公卿、平時忠を祖とする旧家。主屋、米蔵などは「上時国家住宅」として国指定重要文化財、庭園は「上時国氏庭園」として国指定名勝。

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