精選版 日本国語大辞典 「暦仁」の意味・読み・例文・類語 りゃくにん【暦仁】 鎌倉時代、四条天皇の代の年号。嘉禎四年(一二三八)一一月二三日に改元、暦仁二年(一二三九)二月七日に至って次の延応となる。出典は「隋書‐音楽志下」に見える「宴群臣登歌辞」の「皇明馭レ暦、仁深二海県一」。 れきにん【暦仁】 ⇒りゃくにん(暦仁) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「暦仁」の解説 りゃくにん【暦仁】 日本の元号(年号)。鎌倉時代の1238年から1239年まで、四条(しじょう)天皇の代の元号。前元号は嘉禎(かてい)。次元号は延応(えんおう)。1238年(嘉禎4)11月23日改元。天災の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『隋書(ずいしょ)』を出典とする命名。暦仁年間の鎌倉幕府の将軍は藤原(九条)頼経(よりつね)(4代)、執権は北条泰時(やすとき)(3代)。1238年(暦仁1)、僧浄光の勧進により「大仏堂」(高徳院の大仏、鎌倉大仏)の建立が始まり、5年後の1243年(寛元1)に完成した。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報