曳白(読み)エイハク

デジタル大辞泉 「曳白」の意味・読み・例文・類語

えい‐はく【×曳白】

《「唐書」苗晋卿伝の、情実で合格した張奭ちょうせきが再試験白紙を出した故事から》紙筆を持ちながら、詩文を作ることができないこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「曳白」の意味・読み・例文・類語

えい‐はく【曳白】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、唐の張奭(ちょうせき)が、情実で試験に合格したが、実は無学天子の前で再試験された時、一字も書くことができず、ついに白紙のままだったという「唐書‐苗晉卿伝」の故事から ) 詩や文章などができず、白紙のままで提出すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曳白」の読み・字形・画数・意味

【曳白】えいはく

白紙答案。〔唐書、苗晋伝〕(張)(せき)、本(もと)學無し。故に議囂然(がうぜん)としてらかならず。~爲に樓にし、實す。~、紙を持して日筆下さず。人之れを曳白と謂ふ。

字通「曳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android