ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曹彬」の意味・わかりやすい解説
曹彬
そうひん
Cao Bin; Ts`ao Pin
[没]咸平2(999).6.7. 開封
中国,北宋初の武将。字は国華。初め後周の世宗に仕え,晋州兵馬都監。宋の太祖に招かれ,蜀,江南を平らげ枢密使となった。太宗朝には北漢を討滅,契丹征討に功をあげ,真宗即位とともに検校太師同平章事となり,再び枢密使となったが病没。性は仁敬和厚,人の過失を責めなかったという。死後,中書令,済陽郡王を贈られ武恵王と諡名され,太祖廟の庭に葬られた。のち,一族は名門として栄えた。
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