月の宴(読み)ツキノウタゲ

精選版 日本国語大辞典 「月の宴」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 宴(えん)

  1. 月を見ながら催す宴会。月を観賞してする酒盛り。月の夜の酒宴。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「ここには月のえんし給し時に、せうそくいはせ給へりし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
    2. 「康保三年八月十五夜、月の宴せさせ給はんとて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)月の宴)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android