有生(読み)ウショウ

デジタル大辞泉 「有生」の意味・読み・例文・類語

う‐しょう〔‐シヤウ〕【有生】

生命のあるもの。生き物
「凡そ―の属その生命を惜まざる者なし」〈西周明六雑誌三八〉
仏語。生じること。また、生じるという働きのあること。

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精選版 日本国語大辞典 「有生」の意味・読み・例文・類語

う‐しょう‥シャウ【有生】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うじょう」とも )
  2. 仏語。生ずること。また、生ずるという働きのあること。⇔不生
    1. [初出の実例]「若し心を起して、不生としらば、帰りて有生也」(出典:梵舜本沙石集(1283)四)
  3. 命あるもの。あらゆる生き物。生物
    1. [初出の実例]「有生(ウジャウ)無生温気(うんき)の徳を蒙らざる者なし」(出典窮理図解(1868)〈福沢諭吉目録)

ゆう‐せいイウ‥【有生】

  1. 〘 名詞 〙 命あるもの。あらゆる生き物。生物。
    1. [初出の実例]「各正とは有生の初を得也」(出典:妙貞問答(1605)中)
    2. [その他の文献]〔列子‐楊朱〕

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普及版 字通 「有生」の読み・字形・画数・意味

【有生】ゆうせい

生物。

字通「有」の項目を見る

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