木人(読み)モクジン

デジタル大辞泉 「木人」の意味・読み・例文・類語

もく‐じん【木人】

木で作った人の像。
「立て置きたる―に向って、剣をとりひしぎ」〈太平記三八

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精選版 日本国語大辞典 「木人」の意味・読み・例文・類語

もく‐にん【木人】

〘名〙 木製人形もくじん。
※太平記(14C後)三八「或は偽て棄置たる財宝を争て奪合ひ、或は忻て立置たる木人(モクニン)に向て、劔を拉ぎ戈を靡処に」

もく‐じん【木人】

〘名〙 木で人間の形に作ったもの。木製の人形。でく。もくにん。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔戦国策‐燕策・昭王

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普及版 字通 「木人」の読み・字形・画数・意味

【木人】もくじん

木の人形。でく。〔戦国策、燕二〕秦、~宋を以て齊に委(ゆだ)ねて曰く、宋王無にして、木人を爲(つく)りて以て寡人(くわじん)を寫し、其の面を射る。寡人、地(はな)れ兵く、攻むること能はざるなり。

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