デジタル大辞泉 「木化」の意味・読み・例文・類語 もく‐か〔‐クワ〕【木化】 ⇒木質化もくしつか もっ‐か〔モククワ〕【木化】 ⇒木質化もくしつか 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「木化」の意味・読み・例文・類語 もっ‐かモククヮ【木化】 〘 名詞 〙 植物の細胞膜にリグニンが沈着し、セルロースと結合して起こる化学的な変化現象。木化した細胞は分裂能力を失い最後には死んでしまう。これによって細胞膜は硬くなり、弾性に富み、水分の通りがよくなるなど、物理的・化学的変化が起きる。木部を構成する細胞あるいは皮層の厚膜組織などに見られる。木質化。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「木化」の意味・わかりやすい解説 木化もくか 高等植物が成長するに伴って細胞壁に二次的沈着がおこり、一次壁は二次壁となるが、沈着物としてもっとも顕著なのはリグニンである。リグニンは柔組織の細胞壁にも付加されるが、道管、仮道管、木部繊維においてとくに沈着が著しく、そのために細胞壁は肥厚する。この現象を木化または木質化とよぶ。この木化によって、組織の強化と安定化が増大するわけである。[佐藤七郎][参照項目] | リグニン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の木化の言及 【リグニン】より …木質素とも呼ばれる高分子物質。高等植物中でセルロースなどとともに植物の木化に関与する。木材中の20~30%を占め,セルロースと結合した状態で存在する。… ※「木化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by