木村富子(読み)キムラ トミコ

20世紀日本人名事典 「木村富子」の解説

木村 富子
キムラ トミコ

大正・昭和期の劇作家,舞踊作家



生年
明治23(1890)年10月10日

没年
昭和19(1944)年12月26日

出生地
東京・浅草

旧姓(旧名)
赤倉

学歴〔年〕
日本橋高女卒

経歴
松井松翁に師事して劇作を学び、大正15年「玉菊」を発表。同年歌舞伎座で上演されて認められた。以後「心中雪夜話」「与三郎月魄」などの戯曲のほか、従兄の2代目市川猿之助のために「高野物狂」「独楽」など多くの舞踊劇を書いた。戯曲集に「銀扇集」「草市」「すみだ川」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村富子」の解説

木村富子 きむら-とみこ

1890-1944 大正-昭和時代前期の劇作家。
明治23年10月10日生まれ。木村錦花の妻。松居松翁(まつい-しょうおう)に師事。大正15年第1作「玉菊」が5代中村歌右衛門によって上演される。従兄(いとこ)の2代市川猿之助のためにかいた舞踊劇「高野物狂(こうやものぐるい)」「独楽(こま)」などもある。昭和19年12月26日死去。55歳。東京出身。日本橋高女卒。旧姓は赤倉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「木村富子」の解説

木村 富子 (きむら とみこ)

生年月日:1890年10月10日
大正時代;昭和時代の劇作家
1944年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木村富子の言及

【独楽】より

…1928年9月東京歌舞伎座で2世市川猿之助(のちの猿翁)により初演。作詞木村富子。作曲3世常磐津文字兵衛。…

【蚤取男】より

…1929年2月明治座初演。作詞木村富子。作曲4世杵屋(きねや)佐吉。…

※「木村富子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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