木賀温泉(読み)きがおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「木賀温泉」の意味・わかりやすい解説

木賀温泉
きがおんせん

神奈川県足柄下(あしがらしも)郡箱根町(はこねまち)のほぼ中央部にある温泉。宮ノ下、小涌谷(こわきだに)などとともに箱根火山中央火口丘神山(かみやま)東斜面の有力温泉場の一つ。泉質単純温泉塩化物泉。歴史が古く、江戸中期(元禄(げんろく)時代)には「箱根七湯」の一つ(木賀湯)にあげられ、将軍家への献上湯とされ、また中風(ちゅうぶ)に効くことで知られる。近くに彫刻の森美術館がある。小田原駅から箱根登山鉄道宮ノ下下車徒歩20分、または小田原駅からバス30分。

[浅香幸雄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「木賀温泉」の意味・わかりやすい解説

木賀温泉
きがおんせん

神奈川県南西部,箱根町にある温泉。箱根山東部,新旧外輪山にはさまれた早川沿いにある。泉質は単純泉,食塩泉。泉温 68℃。神経痛にきく。付近には滝が多く,峡谷美はみごとで紅葉も美しい。富士箱根伊豆国立公園に属する。

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デジタル大辞泉プラス 「木賀温泉」の解説

木賀温泉

神奈川県足柄下郡箱根町中央部にある温泉。江戸時代中期に選定された箱根七湯のひとつで、将軍家への献上湯とされた。

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