朽木綱貞(読み)くつき つなさだ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朽木綱貞」の解説

朽木綱貞(2) くつき-つなさだ

1875-1929 明治-大正時代軍人,化学工学者。
明治8年12月生まれ。もと丹波福知山藩(京都府)藩主朽木家13代朽木為綱(もりつな)の長男陸軍にはいり,火薬研究所所長,造兵廠(しょう)火工廠長などをつとめる。大正10年陸軍少将。火薬,毒ガス研究の権威として知られた。子爵,貴族院議員。昭和4年9月6日死去。55歳。東京帝大卒。

朽木綱貞(1) くつき-つなさだ

1713-1788 江戸時代中期の大名
正徳(しょうとく)3年9月16日生まれ。朽木迪綱(みちつな)の子。朽木玄綱(とおつな)の養子となり,明和7年58歳で丹波福知山藩(京都府)藩主朽木家6代。石州流の茶をまなび,書画にすぐれ,地誌「丹波志」を編集させるなど,文人大名として知られた。天明8年5月30日死去。76歳。号は寂了庵星橋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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